補助金で、事業を立て直す

コロナによって私たちの生活のすべてが変わろうとしています。でも、働いて、仕事をして、お金を稼がないことには生きていけません。個人事業主や小規模事業の経営者の方は、「事業をどうしたらいいのか・・・」判断に迷われていると思います。コロナとの闘いはしばらく続きます。コロナと共存していくしかありません。すると、事業のやり方を根本的にかえていかなくてはならない分野が多く出てくると思われます。

飲食店は、デリバリーを中心に。服やアクセサリーの小売業は、通販に・・・

対面から非対面にシフトするには、費用がかかります。政府はそこに「補助金」という形でお金を落とそうとしています。給付金は赤字をうめるためのもので、補助金は将来のビジネスのための投資的意味合いの強いお金です。

令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>の第3回締め切り分の採択者が先日、発表されました。昨年の10月2日締め切りだったので、結果が出るまで4か月近くかかったことになります。これは、原則50万円を上限に採択された事業を行うにあたって要した費用の2/3が国から補助されます。

補助金は、採択されたことで安心してはいけません。そのあとが大事です。つまり、契約書や領収書などをそろえて事業を行った”報告”をして初めて補助金がもらえます。この”報告”を怠ってしまうと、採択されただけで終わってしまい、国からのお金はもらえません!原則、現金での支払いは認められていませんし、クレジットカードで支払った場合、銀行口座からお金が引き落とされたことを証しなくてはなりません。当然、商品の購入日とカードの引き落とし日にはズレがあるわけで、カード明細書が発行される日にちもきちんと把握しておく必要があります。

初めて補助金を申請される方の多くは、「事業」の内容ばかりに意識が集中してなかなか支払い状況や考えられるトラブルやミスについてまで把握できておられる方は少ないように思います。”報告”をおざなりにすると補助金がおりないばかりか、将来いつか、補助金を申請しても、ひょっとすると採択に悪い影響を与えてしまうかもしれません。

補助金は”申請”同様に、”報告”まで気を抜かれませんように!

たにぐち事務所では、補助金に興味を持たれた方のご相談を承っております。申請から報告まで、トータルにサポートさせていただきます。「書類の書き方がわからない」「相談相手がほしい」「申請方法がわからない」「忙しくて申請手続きができない」「採択されたけれど、忙しくて報告にまで手が回らない」・・・・たにぐち事務所へ、お電話ください。

今年も、コロナとの縁はまだまだきれそうにありません。補助金にもコロナ枠がありそうです。ビジネスされている皆さん、補助金を使ってダイナミックに事業をシフトチエンンジしましょう!

春には、次年度の補助金募集要項についての発表があり、1回目の締め切りはだいたいその1か月後です。電子申請するにも初期手続きに時間がかかります。確定申告もしておかなければなりません。開業届がまだの人は、税務署に届け出ましょう。補助金申請には思っているより多くの手間と下準備が必要ですよ。